潜在的介護福祉士が復職するなら再就職準備金の活用を

再就職準備金は、介護職経験者であり資格を持っている人が介護の現場にもう一度就職するために必要な資金を、利子を付けずに貸してくれる制度です。これは介護施設で介護職として働いていたけれども、現在は何らかの理由で介護分野の仕事に携わっていない方を対象としています。

再就職準備金は、潜在的介護福祉士が再就職に向けて投資を行う上で不足する資金を補うことを目的としています。
再就職の準備費用として、敷金や礼金などの転居費用、子供の預け先を探すための活動費など、さまざまな用途で使うことが可能です。
再就職を考える際は、この再就職準備金を活用することで復職のための資金を用意する必要がなくなります。
資金繰りが問題で介護職に復職できないと悩んでいる方は、ぜひ活用してみてください。
再就職準備金は貸付の形態で提供されますが、2年間連続して介護職員として従事すると返済する必要がなくなります。
これは都道府県ごとに条件が異なるのですが、勤務時間に条件がある場合があるためご注意ください。
対象となるのは、介護職員として1年以上の実務経験を持つ方で、介護福祉士や実務者研修、介護職員初任者研修、介護職員基礎研修、ヘルパー1級、ヘルパー2級のいずれかを取得している方です。
また、介護保険サービス事業所等において、介護分野の職場に復職することを前提として、前もって「都道府県福祉人材センター」に名前や住所などの届けに加えて「再就職準備金利用計画書」も提出する必要があります。

これらの準備は、介護の仕事への再就職を叶えるためにも入念に行いましょう。